指標だけでは区別がつかない
PERやPBRが低い銘柄には、市場からまだ評価されていない「割安株」と、業績の悪化を織り込んで 指標が低くなっている「業績不振株」の両方が含まれます。指標の数値だけを見て両者を区別することは 難しいため、他の情報とあわせて確認する必要があるとされています。
確認しておきたいポイント
- 業績の推移トレンド:直近だけでなく過去数年の売上高・利益の推移を確認し、 悪化が続いているのか、一時的な落ち込みなのかを見る視点があります。
- 業績悪化の理由:決算短信や有価証券報告書の説明文で、業績変動の要因が 外部環境(市況悪化・為替変動等)によるものか、自社固有の構造的な問題によるものかを 確認する考え方があります。
- 財務基盤の健全性:自己資本比率やキャッシュフローの状況が保たれているかは、 業績不振が続いた場合の耐久力を判断する材料になります。
- 改善に向けた取り組み:経営方針の変更や事業の選択と集中など、業績改善に向けた 具体的な取り組みが示されているかも参考にされます。
確実な区別は難しいことを踏まえる
これらの確認を行っても、将来の業績を確実に予測することはできません。割安株か業績不振株かの 判断には不確実性が伴うことを前提に、複数の情報を組み合わせて総合的に検討することが 大切だとされています。
