増収増益・減収減益の意味

決算報道でよく使われる増収増益・減収減益・増収減益・減収増益という用語の意味を整理します。

4つの組み合わせ

決算の報道等では、前年(前期)と比較した売上高・利益の増減を組み合わせた用語がよく使われます。 代表的な4つの組み合わせは次の通りです。

  • 増収増益:売上高・利益がともに前年(前期)より増加した状態
  • 増収減益:売上高は増加したが、利益は減少した状態
  • 減収増益:売上高は減少したが、利益は増加した状態
  • 減収減益:売上高・利益がともに前年(前期)より減少した状態

それぞれの背景を確認する視点

増収増益は一般に好意的に受け止められる傾向がありますが、その背景を確認することも大切だとされています。 たとえば増収減益であっても、その理由が将来の成長に向けた先行投資(人材採用や研究開発費の増加等) であれば、必ずしもネガティブな内容とは限りません。逆に、減収増益であっても、コスト削減のみで 利益を確保している場合、事業の持続的な成長力という観点では懸念が残ることもあります。

市場予想との比較も重要

決算の増減という結果そのものに加えて、事前の市場予想(アナリスト予想や会社予想)と比べて 上回ったか下回ったかも、株価への影響を考える上で参考にされる要素です。増収増益であっても 市場予想を下回れば株価が下落する場合があり、逆に減収減益であっても市場予想ほど悪くなければ 株価が上昇する場合もあるとされています。

単年度の結果だけで判断しない

単年度・単四半期の増収増益・減収減益という結果だけでなく、複数期にわたるトレンドや、 その背景にある事業環境の変化を確認することで、より多角的に業績の実態を把握できるとされています。

本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の投資手法・銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。 投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断と責任で行ってください。

よくある質問

増収増益なら株価は上がりますか?
必ずしもそうとは限りません。増収増益であっても、事前の市場予想を下回っていた場合は株価が下落することがあります。決算内容そのものだけでなく、市場が事前に織り込んでいた期待水準との比較も株価に影響するとされています。
増収減益はどんな状況で起こりますか?
売上高は伸びているものの、原材料費の高騰、先行投資の増加、値引き販売の拡大等でコストが増加し、利益が圧迫される場合に生じます。売上の伸びの背景と、利益が減少した理由をあわせて確認することが参考になるとされています。