景気先行指標とは
景気先行指標とは、実際の景気の転換よりも先に動く傾向があるとされる経済指標の総称です。 日本では内閣府が公表する景気動向指数の中に「先行指数」という区分があり、複数の経済指標を 統合して算出されています。先行指標を確認することで、景気の先行きを見通す材料の一つとする考え方があります。
先行指数に採用される代表的な指標
景気動向指数の先行指数には、新規求人数、鉱工業生産財在庫率指数、新設住宅着工床面積、 東証株価指数、消費者態度指数など、生産・雇用・消費・金融市場に関連する複数の指標が 採用されているとされています。これらは景気の転換に先立って変化しやすいという経験則に基づいて選定されています。
株価が先行指標に含まれる理由
株価(東証株価指数)は、景気動向指数の先行指数を構成する項目の一つとされています。 これは、株式市場が将来の企業業績への期待をあらかじめ織り込みながら形成される傾向があるという 考え方に基づくものです。ただし、株価自体も多くの要因から影響を受けて変動するため、 株価の動きだけをもって景気の先行きを断定的に判断することはできません。
先行指標を活用する際の留意点
先行指標はあくまで統計的な傾向に基づく参考情報であり、将来の景気動向や相場の方向性を 保証するものではありません。複数の先行指標を組み合わせて確認するとともに、 一致指数・遅行指数など他の指標ともあわせて総合的に経済状況を把握する考え方が一般的です。
