GDPの見方の基本

GDP(国内総生産)の構成要素や、名目GDP・実質GDPの違いなど、GDPを読み解くための基本的な考え方を整理します。

GDP(国内総生産)とは

GDP(国内総生産)は、一定期間内に国内で新たに生み出された財・サービスの付加価値の合計を示す指標です。 国全体の経済活動の規模や、その変化の度合いを把握するための代表的な統計として、多くの国で公表されています。

GDPの構成要素

支出面から見たGDPは、一般的に「民間最終消費支出」「民間企業設備投資」「政府支出」「純輸出(輸出から輸入を差し引いたもの)」 など、複数の需要項目の合計として構成されるとされています。それぞれの項目の増減を見ることで、 経済成長がどのような需要に支えられているのかを大まかに把握する考え方があります。

名目GDPと実質GDP

GDPには、実際の市場価格をもとに計算する「名目GDP」と、物価変動の影響を取り除いて計算する「実質GDP」の 2種類があります。物価が上昇している局面では、名目GDPの伸び率が実質GDPの伸び率を上回りやすいとされており、 経済の実力(生産量の増減)を見る際には実質GDPが参照されることが多いとされています。

GDPを見る際の留意点

GDPは経済全体の規模や成長度合いを把握するための重要な指標の一つですが、四半期ごとの公表であるため、 景気の変化を捉えるタイミングとしてはやや遅れが生じやすいという指摘もあります。 景気動向指数など、より速報性の高い指標とあわせて経済全体の状況を確認する考え方が一般的です。

本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の投資手法・銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。 投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断と責任で行ってください。

よくある質問

名目GDPと実質GDPはどちらを見ればよいですか?
どちらか一方が優れているというものではなく、目的に応じて使い分けられているとされています。物価変動の影響を除いた経済の実力を把握したい場合は実質GDP、名目上の経済規模を把握したい場合は名目GDPが参照されることが多いとされています。
GDP成長率が高い期間は株価も必ず上昇しますか?
GDP成長率と株価の間には一定の関係があるという見方が紹介されることがありますが、株価は企業業績・金利・需給など多くの要因から影響を受けるため、GDP成長率だけで株価の動きを説明・予測できるものではありません。