エリオット波動とは

株価の値動きには一定の周期的な波があるという考え方に基づく「エリオット波動理論」について、基本的な枠組みと留意点を整理します。

エリオット波動理論とはどのような考え方か

エリオット波動理論は、株価などの値動きが、トレンドの方向に進む「推進波」(5つの波)と、 それに逆行する「修正波」(3つの波)の組み合わせで、周期的なパターンを描くとする考え方です。 20世紀前半に提唱された理論で、テクニカル分析の一つの学派として紹介されることがあります。

推進5波・修正3波という基本構造

大きな上昇トレンドの中では、上昇方向に動く5つの波(推進波)と、それに続く下落方向の3つの波 (修正波)が組み合わさって、大きな1つの波動を形成するという考え方が基本とされています。 この波動はさらに大きな周期・小さな周期のなかに入れ子状に存在するという見方もあります。

波の数え方をめぐる考え方

エリオット波動を実際のチャートに当てはめる際、どこからどこまでを1つの波とするかの区切り方は 分析者によって解釈が分かれることがあるとされています。事後的に振り返れば波の形として説明 できても、現在進行形の相場でリアルタイムに正確な波の位置を特定することは難しいという指摘も あります。

活用する際の留意点

エリオット波動理論は、値動きの大きな流れを捉えようとする一つの視点として紹介されることが ありますが、解釈の客観性については様々な見方があるとされています。この理論のみに基づいて 将来の相場展開を断定的に判断するのではなく、あくまで参考情報の一つとして、他の分析手法と 組み合わせて活用する姿勢が重要です。

本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の投資手法・銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。 投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断と責任で行ってください。

よくある質問

エリオット波動で相場の天井・底を正確に当てられますか?
エリオット波動は過去の値動きを事後的に波の形として説明する考え方であり、現在がどの波の途中にあるかをリアルタイムで正確に特定することは難しいとされています。将来の天井・底を確定的に予測するものではありません。
波の数え方に絶対的な正解はありますか?
同じチャートを見ても、分析する人によって波の区切り方の解釈が分かれることがあるとされています。客観性の面で議論があることも知っておくとよいとされています。