分配金利回りの見方
分配金利回りは、投資口価格に対して1年間で受け取れる分配金の割合を示す指標です。ただし 利回りの高さだけを基準に判断するのは望ましくありません。分配金は保有物件の稼働率や賃料水準等に よって変動する可能性があり、高い利回りの背景に市場からの評価の低さが織り込まれているケースも あります。
NAV倍率(純資産価値との比較)
NAV倍率は、投資口価格を1口当たりの純資産価値(NAV)で割って算出する指標で、株式のPBRに 近い考え方です。1倍を下回る場合は理論上、保有する不動産の評価額に対して投資口価格が 割安に評価されていることを示しますが、割安になっている理由(物件の老朽化や稼働率の懸念等)を あわせて確認することが参考にされています。
保有物件のポートフォリオと稼働率
REITがどのような用途(オフィス・住宅・商業施設・物流施設等)や地域の物件を、どの程度分散して 保有しているか、また物件の稼働率(テナントの入居状況)は、収益の安定性を左右する要素として 確認されることが多い項目です。
金利動向と財務レバレッジ
REITは物件取得の際に借入(負債)を活用することが一般的であるため、金利の上昇は利払い負担の 増加を通じて分配金に影響を及ぼす可能性があります。有利子負債の水準や固定・変動金利の比率等の 財務状況も、確認しておきたい視点の一つとされています。
